フローチャートと, UMLアクティビティ図

先日情処学会の予稿を書き, その中で私達のソフトウェアの処理の流れを図示しました. その図を私は, UML のアクティビティ図で書きました. 絵描ツールはjude community 3.1 だったかしら. ところが"標準的な図の表記法を用いるべし. フローチャートで書くべし"と指摘を受け, 結局フローチャで書いて提出しました
"フローチャート"って世に幾つもある流れ図の表記法の総称かと思ってましたが, 実は特定の手法の名前でもあるんですね. QC7つ道具の1つであり, 日本ではJIS で標準化されてもいるようです
使ってみましたが, 反復の記述法が定義されてる(UMLアクティヴィティ図でもあるのかな?)のは良いですね. 他にも, 定義済みモジュールと新規作成するアルゴリズムとを分けたり. 複雑なことを視覚的に単純な表記で書ける.
とは言え. 情報処理の世界での文書だったら, UML で書いても正しいと思うんだけどなー. 論文集を眺めててもUML で書いてる論文は結構目に付くし...と思っていました.
しかし今回みたいに"UML の表記法をたまたまご存知無いがフローチャートの表記法は知っている工学系の方"は多そうだ. 特にご自分で設計図を描いたりしなくなった年配の方々も少なくないだろうと考えると, より一般的な方法を採る方が誤解を受けずに済みますね
...そうすると, UML はどうやって普及するんだろう