故・関口一郎先生による慶應SFCのビフォーアフター

私は高校生の時国立大学試験に成功したのだけど, 丁度受験時期に読んじゃった関口先生の"慶応湘南藤沢キャンパス・外国語教育への挑戦(今日の日記末尾にリンクあり)"に感化されてしまい, 一郎一浪してまで私立大学に行かせてもらった. (親御にbiiig up!)
その関口先生の, 新キャンパス開設前の教職員の苦労と, 開設直後の学生達との共闘と歓喜の歴史.
http://www.sfc.keio.ac.jp/sfc10/sfc10-top.htm
他の御著書と同様, 学問や学生への愛に満ちています. 徹夜作業明けに一気に読みきってしまった.
さて.
大学のキャンパスを1から作る, ってのは学生としてもどんな感じなんでしょうね?
もし私が当時の学生だったら, 遠慮したまま後手後手に回ってたと思います. 何かをやりたい! という動機エンジンに点火するのが遅い方なので, おそらく "何をしたら皆に貢献できるのか / 何をしたら自分が楽しいか" を思い付くことができなかったと思う. だから, 私はキャンパス6期生で, "基盤になる設備・制度・文化はひとしきり整った. あとは発展させていこー" 状態で入学したのだが, それ位が丁度良かった
(プロ野球で言えば西武ライオンズが所沢に移転し, 故根本陸夫初代監督が伊東勤, 秋山幸二工藤公康等の次代の主力になっていく人材を集めて広岡達朗二代目監督に引き渡した頃, って感じでしょうか).
その時感動系アカペラサークル'KOE'の立上げ時期に関わることができた. 今と違い当時は国内にアカペラだけでサークルやってるのは早大のSCS くらいで, そこのOB がゴスペラーズとしてデビュした年だった. しかし私は上述の様に"アレがしたい" って思い始めるのが遅いので, むしろ初期の熱いウネリから敢えて距離を置いたりしてしまった. 勿体無かった. *1
上記の歴史中に, KOEについて触れられてたので引用しときます


http://www.sfc.keio.ac.jp/sfc10/sfc10-30.htm
同時に誕生したアインクライネスは現在まさに日吉・三田のワグネルであり、その他私のような老人にはとうていついていけないようなダンスグループ、スペインやアジアその他を中心とした民族舞踊グループ、最近ではアカペラというのを聞いてとても感動した。その他今となっては数え切れないほどのサークル活動をすべて紹介できないのは申し訳ないが、SFCのこうした学生諸活動が厳しい授業の合間をぬって、また逆に共有する環境を生かしながら展開していることがうれしい。
まさに. 授業の合間をぬってましたねー, サークルのみんなは. 私は授業まったく出なかったからよくわからんけど;;

*1:しかし, 自己肯定するけど, 初期の熱が去った時に, 新たな熱を作り出すこともまた, 難しいよね. 自分がその熱を作り出せていたかは別問題だけど;