今井正人選手が, 風貌も含めて山のネ申と化してきています
- 箱根駅伝. 全エントリー320選手の中で, 一人だけ異次元
- 歴史上でも一人だけ異次元である可能性がたかい
1点目について. 1区を走った佐藤悠基選手, 2区のYGUモグス選手等はとても強いですが, 彼らとトラックで競り合える力を持つ日体大の北村聡選手が, 今回山の神と並んで走ったものの, たった9kmの併走の後にあっさり離されました. したがって佐藤選手やモグっちゃんも5区で山の神に敵わないかも知れない, すなはち「全エントリ選手中でただ一人異次元」と言えるでしょう.
2点目について. 山の神はコース変更以前(距離が21km くらいだった頃)区間記録を1分以上更新し, 史上初めて&唯一70分を切りました.
過去に5区を走ったランナーは, 90年以降だけでも
- 仲村明(3,000m世界選手権だいひょう, 元6区区間記録保持者, 現順大駅伝カントク)
- 川内勝弘(ユニバシ福岡大会5,000m 金メ)
- 小林雅幸(渡辺康幸と並ぶ早大の双璧で, 4区と5区の元区間記録保持者. 史上初めて4区は62分を切り, 5区は71分を切った, 十日町っ子)
- 藤原正和(ユニバシアードhalfマラ銀メ, 世界選手権パリ大会マラソン代表)
- 松下龍治(ユニバシ北京大会halfマ銀メ)
- 飛松誠(無骨な走りで陸マニ以外の人にも人気があるソップ型ランナー. 御先祖は江戸時代の飛脚*1. かつて2ch にスレがあった)
- 鐘ヶ江幸治(写真, 第一回金栗四三杯受賞, 現ANA整備士. ドラマ"good luck"のキムタクのモデルになった?)
など錚々たるお歴々. そのどなたよりも山の神は圧倒的に良い記録で走っている. したがって今井選手は箱根駅伝の歴史上でも随一の選手と言えると思います
さて, なんで強いのでしょう?素人の目にはまったくわからないので, NTV の解説陣等の言葉をメモしておきます
- 脚への疲労が少ない走りをしている
- 上りでも前傾姿勢にならず, スピードを保てる (以上法大OB徳本一善氏)
- 推進力を前方に向けるのが上手い(元5区区間記録保持者, 現最多忙マラソン解説者の金哲彦氏)
- がんばれる;; (順大OB村上康則氏)
1点目について. 方法: 接地を短くする. これは徳本氏による北村選手の走法との対比が解り易い. 北村選手は地面をしっかり蹴る走法なので平地でのスピードは出るのだが上りは疲労が溜まるとのこと
2点目について. 方法: 腰が高い
3点目について. 上りに限らず長い距離に有効である, とのこと.
4点目について. 根性があるからできる, とか. <- この解説は瀬古さんレベルですね;
4月からトヨタ自動車九州に入社ということで, 1万m で26分台の記録を持つサミュエルワンジル選手らと切磋することで琢磨して欲しいですが, 平地だと普通の"インカレに入賞する選手"なんだよね...この山登り能力はどう活かされるんだろう
*1:ウソです...すみません