妖怪大戦争

冒頭の牛小屋のシーンが一番キモくて、けっこうホラー?と身構えたのですが、あれも「クダン」という、妖怪好きにはお馴染みキャラらしい。http://www.google.com/search?num=50&hl=en&inlang=ja&ie=Shift_JIS&oe=Shift_JIS&q=%83N%83_%83%93&lr=lang_ja
妖怪好き、三池監督好き、京極好き、荒俣好き、そして水木先生好きなど、あらゆる観点からのファンにとってタマラン代物だったみたいです。そして私は特にそういう観点を持たずに観ましたが、そういうマニア達と一緒に観たおかげで一層楽しかった。これからの方は妖怪マニアと一緒にご覧になることを薦めます
どこからみてもぬいぐるみなすねこすりですが、きゃつの鳴き声も明らかに人ですよね。神木隆之介さんは千と千尋の「坊」役ですが、「坊」が魔法で小さなネズミになった時の「ちゅう、ちう」って声と、すねこすりの「ちゅう、ちう」は全く一緒だった気がします。つまり、すねこすり声は神木さんだったのでは?一人二役最年少記録更新、の疑いをかけています
かなりお子さん向けに表現を軟化させてますが、煩悩の産物・妖怪の映画としては、成人向けバージョンを誰かがいつか創って下さる事でしょう。鳥刺し妖女アギ(栗山千明)と加藤保憲(豊川悦司)は当然セクシャルインタコースしてから粛清になるわけだし、主人公が子供である必要は神木さんだから子役だが少年にすれば川姫とのラヴストーリーも濃密に描かれた筈ぢゃ



妖怪大翁(水木しげる):「戦争はいかんよー。腹が減るだけぢゃ」
グっときた!水木先生の悲惨な戦争体験と、このセリフを喋る時のピース極まりない笑顔、態勢(箱にみ゛っちり顔だけ)のバランスが最高に感動的なシーン。このシーン観るだけでももう一回劇場行く価値があります
戦争は止めましょう