「或る男の半日」 作・谷崎潤一郎


第23回シアターΧ名作劇場 日本近・現代秀作短編劇100本シリーズ
http://www.theaterx.jp/06/060801.shtml
阿佐ヶ谷に住んでた時に隣のアパルトに住んでたお方が出演するというので観に行った。谷崎氏の著作に初めて触れることができた、良い機会でした
俳優さん達が素敵だったからそう感じるんだろうが、谷ちゃん、かなりナイスです。
以下簡単に分析と感想をごちゃ混ぜに書きます。

  • かっこつけず感情の赴くままの人間性が描かれている気がするわ
    • 性的フェチシズム: 登場人物達が「外国人女性とHしたい!」と言い切ったりする。作者の欲望 / 願望を剥き出しにする点では、R&Bやソウル的であると言える
    • 偽善的なところがなく気風が良いとも言うのかも知れない
    • 秋葉原的な、オタッキーな性的倒錯の萌芽を感じます
  • かなりハラスなので一緒に観る人を選ぶ必要がある
    • 男優勢の性的フェチシズム描写が濃厚過ぎる。非日本人女性を賛美しまくり、そして日本人女性は最後まで良く描かれない
    • 外国人の呼び方など、現代では差別用語にあたる言葉が多いの。差別する意図を持たない人なら、笑い飛ばせるのですがね