昨日「インターネット検索の未来」というシンポジウム

に行って来ました。



ここのところシステムの実装で頭がいっぱいになっていたので気分転換せよ、という点と、
会場が私の新居にオニ近い*1という2点での上長の計らいアリ。
シンポジURL → http://www.waseda.jp/mnc/INSTITUTION/2006/sympo2006.html

なお、ニュース記事等が出ています
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2006/04/27/11823.html
http://d.hatena.ne.jp/yo-ge/20060427/1146142868
http://delphie.jugem.jp/?eid=49



以下、私の仕事に直結しそうな点をabcの3点列記します。
# 私の所感と、講演内容のメモとが混ざって読み難いかも知れませんがご容赦下サイ

a. 企業内検索技術ベンダ大手の fast search & transfer日本支社の徳末社長とお話することができ、技術や取り組みに興味を持ちました

  • norwayに本社があるfast社は、日本でのR&D活動に注力中。大学との共同作業に意欲を持っており、安価での技術提供も可能
  • 動画からメタデータ自動抽出するサービスを ドイツのTVニュース番組対象にリリース予定。

(機能例. テロに関するニュースの箇所を検索すると、昨日の朝のニュースの13分目が検索結果として返す)


b. 検索ユーザのcontext を絞り込んでいく仕組は、各社各様の方法で取り組んでいます
以下関連しそうな情報を列記

  • yahooの調査によると、検索キーワードとして入力する語は1.4語前後
    • 2語以上入れないと良い結果はなかなか返ってこないのに、諦めてしまっているユーザが多い
    • 2語以上入力させる仕組が必要では?
  • goo(NTT):メタデータを50軸で分類する
  • fast社:メタデータ5w1hで分類する。 また、検索k/w入力支援「ダイナミックドリルダウン」機能をウリにしている
  • yahoo:アカウントサービス(yahoo auctionやyahoo blogをはじめとした同社ユーザのサービス利用履歴などからcontext獲得

では私が参画しているシステムが差別化するには?

  • 頻出するcontext を明らかにして、検索時に指定し易くする?(現状では人・場所を指定できる実装をしている)


c. 情報まで。仏シラク大統領が産業開発への2年2,800億円の投資を発表し、googleに対抗する検索エンジン「クエロ」の開発や、世界最先端のコンテンツ管理・検索システムの開発を想定しているそうです
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060425AT2M2502J25042006.html

マルチメディア検索に強みを持つものになるらしいです
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/infostand/2006/01/23/7051.html



関連URL

*1:会場の早稲田大学小野講堂は、私の新居から徒歩4分半でした…休憩時間に家と往復して靴を履き替えることに成功した。