rhyme & reason (http://www.nowonmedia.com/rhymeandreason/)

dr.dreの言葉


hip hopperに「もしhip hopやってなかったら、何をしていたか?」と質問したら、90%のヤツらは前向きな答えを返さないだろう。オレ達にはそのくらい、ヒップホップしか無いんだ
リアル過ぎる。
ところで、以前書いた気がするけど、パーティやクラブへ行くことをひたすら賛美するような曲がhip hopには多くて、私は正直「HA?バカ?」って思っていました(http://d.hatena.ne.jp/q130s/20041121#p1)。先週soultrainj-waveでryuさんの代役をしてたナントカさんっていう女性喋り手も「あたし〜ここんとこもー毎日クラブ行っちゃっててぇ〜」ってお話をされていてその瞬間soultrainの価値が一気に大暴落したなーと思いました*1が、パーティやること・ハコに行くこと自体に価値を見出す輩の気が知れん。まあ、中身ではなくイベントを起こすこと自体が評価対象になるのは、世の中何だってそうなので、仕方ないことかもね。
そんなとこでこのドクメンタリィを観たら、見事にそんな疑問が氷解しました
元を正せばeast coastの黒人達の間には貧困・虐待的環境が土台にあって、不利な社会的環境を打開するためにみんなで団結して、楽しんで、、ってためのものなのかなーと思いました。ふつーに駐車場とかに集まって、屋台的なお店やDJingやらブレイキンやらも行われるパーリー、日本で言う縁日みたいな文化もあるんだね
わかっちゃいたけど、hip hopってのは産まれも育ちも、極めてリアルなんだねー。裕福な日本人が果たしてオリジナルなこと出来てないか?っつーとそんなことはないわけだけど、やっぱUSのトラックメイカー達の仕事の斬新さったら無い。これは身体の作り脳の出来、のせいなんかじゃなく、文化的社会的背景としか言い様が無いと思う

あとはnasの冷静さ謙虚さがかっこ良いなあと思ったり、lauryn hillがいっしゅん音楽産業に怒りぶちまいてたり、jermaine dupriがすごい身体小さかったり、snoopが登場しそうで結局しなかったり、Biz Markieがやっぱ変だったり、Q-Tipが流石チョーさりげない日常なのに御洒落だったり
そんな映画

*1:そのせいかどうか知らんがsoultrain今月末で打ち切り決定…