リアルとヴァーチャルの接点をケータイ電話に見てみる

家具屋に勤めながらソフトウェア造る仕事をしてるので、フィジカルな「家具」「空間」ってもんとバーチャルな「ソフト」「IT」ってもんの接点にこそウチの売り所が在るんじゃねーの?ん??って感じの業務です日々。まあ結局売れるのは家具単体(什器類のみってことね)だったりソフト単体だったりして、なかなか両方のコンセプトがうまいこと絡み合った商売に行き着くのは難しいすね〜



ところでdocomoの"ケータイ空間"デザインコンペ
http://www.japan-architect.co.jp/docomo/ja/requirement.html
ドコモの部長氏と隈研吾氏との対談の中で

永田:建築や都市は目に見え、手で触れることのできるリアルなものですが、通信はその実態を可視化することのできない、いわゆるヴァーチャルな世界です。ヴァーチャルな世界でつながることでコミュニティがつくられている状況からすれば、それも都市と定義できるのかもしれません。そう考えると、リアルとヴァーチャルにも接点があります。接点があるからそこには可能性が広がっているはずです。
隈:その接点にこそ新しいデザインの領域があると思います。ケータイに関連したデザインは、工業デザイナーの領域だと考えられていましたけれど、実はそうではないように思います。接点の領域はとても巨大で、都市計画すらそれによって変わってしまうといえるでしょう。
ケータイって、電波が近隣のどっかの基地局にさえ繋がっちゃえば世界中と通信出来ちゃうシステムなので、あんまりその場の空間性と関係無いんじゃね?と思ってしまってたけど、セカンドワイアレスと呼ばれる様なサブ通信手段も、GPSとかICカード搭載とか本格化するかも知んないし、今後にとっても「ケータイ都市」って言い方は示唆的なんでしょうね