紀伊の水性

熊野に来る前に、陰陽師(ISBN:4592132181)を読んで行ったのですがその中で安倍晴明がしきりに感心していて、「水の中を歩むようだ」とか言ってました
日本名水百選「野中の清水」を引き合いに出すまでもなく、確かに常に水がどこからか染み出、湧き出ている所が多かった
|
んで、紀伊山地はどこか他県・他地域の水ガメになってるのかというと、どうなんでしょうか?再び陰陽師を例にとると、晴明や源博雅は都の旱のため、雨乞いに熊野の玉置神社まで来るわけですが、少なくとも熊野地方は紀伊山地の南向き斜面に位置してるんで、川とかを経由して大阪や京都に水を供給する、ってのはあり得ません。したがって、あるとすれば地下水脈ってことになりますね。その辺はどうなってるのかよく判らず
っってゆーか昼までずっと雨。とがの木の若女将が「森の中は雨を直接浴びないから意外と平気ですよー」って言ってたのがその通りでしたがそれでもかなーり濡れた。もうちょい遅い季節だったら寒くてアウトだったね