bad boys 2bad@日本武道館

開演前に新庄選手の日公入り宣言なんかを聞かされ、パリーグ人気がちょっとだけ保たれることに期待を持ちつつ。
カルチャーショックな点。ストーリーはひたすらmartin lawrence・will smith両氏のペースで殆ど人が話している。誰かが話している。そして、あんまり大した意味も無い会話が多くてだれまくる。なんというか、会話が浅い感じがしました。少しでも深く考える前に発話している感じ。これが凄く聞き心地悪い。ひょっとしたらあの半端さ加減は、全てアドリブってことなのかしら?ただし同じテンポで日本人が会話したとしたらもっと地味な、リズムの無い会話になってると思うのでそういう意味では高レベル。これは映画だ、って点で実際の人間がどうであるとは言えないところなのではありますが、文化の違いかなと。
色んなことをコケにしまくっているように思います。人種、キューバ、死体…。それに圧倒的に下品だな、というネタが多い。手前味噌ながらわたしはオ下劣。でもこの映画のあらゆるものの馬鹿にしっぷり・下品っぷりは、私をもってしてあまり笑えなかった。これは何らかの冒涜ではないか、と。しかし演後に開き直ったのですが、むしろここまであからさまにけなしまくるのは、本当の姿だなーと。人種差別とかに気を遣ってるフリして偽善な表現をするよりはよっぽど実際に即してる感じがするし、別にキューバと敵対したいとかいう強い意志も感じられないし、これはこれで良いんだな、と。エクスタシーの良い面ばっかり強調されてるような気もして、なんというか、変に教育とか啓蒙とかって意識が全く無い映画でした。