血と砂 - 岡本喜八監督@阿佐ヶ谷ラピュタ

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/jazz2003/
つーか三船敏郎氏が出てる映画初めて観た…日○人失格寸前だわ。
今日は観終わった後、映画のせいかどうか分からないけど動悸がしました。
重かったですねー、この映画は。設定がハチャメチャなのにはもう喜八さん映画において触れてたらキリが無いので置いときますが、それにしても10代の楽隊軍団。文字通り軍団。塹壕の中でsaints go marchin inを吹き狂いながら戦死する画は、あんなのあり得ないと分かっててもちょっとどうにも壮絶でした。迫撃弾が雨のように降って来てる中で各自7発しか持ってないんでは何しても無駄、ってのは分かるけどそれにしても合奏してもしょうがねえだろ、でも吹きまくるのは死んだ大太鼓や指揮棒への弔いとかではなく、はたまたそれだけ音楽が好きなんだよとか言う偽善じみたことでもなく、うーんじゃあ何なんだろうと思いますがやぱり戦争を忌み嫌いしくさった喜八さんのダイナミズムなんだろうなー、というのが(勝手に)痛烈に届いてきました。やっぱ他人を殺すことは避けたいですね。
あとは、ちょうど一般人レベルでの日中関係が心配になって来てたので、中国人と思われるキャストへの良くは無い扱いとか、主題では無いにせよ気を少し揉んでしまった。