大沢伸一氏@某TV番組
荻窪夏祭準備委員会のメロウ担当さんに誘ってもらい、公開収録に行って参りました*1。
20分かそこらで8小節のハウスのループ(かなりゴキゲン)を、サンプラーだけ使ってこしらえてしまった。まあここに来るまでに何万分も時間を費やしてるんだと思いますが。、それにしても鮮やかな手際でした。
大沢さんのスタジオ作業再現
ご本人曰く、えー加減に作ってる、と。
私としてはハウスのようなloopyな音楽の製作を初めて拝見することになりました。なるほど楽譜なんか要らなそうではあるけど、それにしても偶発的な面が強い作り方してるんだなーと。
頭の中で常に音楽が鳴っている
全ての感情や思惑が影響し合って創作に繋がっている、との弁。これは誰でもそうでしょう。
スタジオでの音が気になる
よく話を憶えてないんですが、自作曲をどの場所で聴いた音が一番判断するのに都合良いですか、みたいなことだったのかなと思います。それに対して、スタジオですね、と。
作りたいのは今時点ではダンスミュージック
人を音で高揚させたい、という言葉で大沢さんの今の気持ちがかなり鮮明になった気がします。
以上のような実演や話があって、大沢さんの創り方・創作に向かうメンタリティをなんとなくイメージすることが出来ます。ふつーに日常があって、色んなことが起きて、でも常に頭には音があったり、考えてることが音に繋がっていったりしつつ、スタジオに入っては音創りに集中する、と。出来事とかとの音の関連性は必ずしも密接でない辺りが、vocal*2としては違和感が少しありますが、納得行く話でもあります。仕事として音楽やってる人だから、ってスタンスにも感じれるこた感じれます。まあロッシーニの言に「序曲は初日の前夜まで書くな」というのがあるらしいし、モーツァルトにもなんかそんな逸話があったような。つまり、意外と作曲ってのは「初めに表現したい感情在りき」では無いことが多そうだなあ、という仮説っつーか、そんなもんだよ、と。
武田真治氏にプロフェッショナルtalkerを見た
進行役でありつつ、大沢さんとdeepな部分で話が合っちゃってて凄い。そしてキッチリsaxのフレージングも頭ん中で組み立ててた臭い。場馴れとはああいうものだ、という感じです。
いいとものタモリさんは自分のフィールドに割と無理矢理引き込んで話を盛り上げる感じがします*3が、武田氏は大沢さんの土俵に居ました。