落日西武ライオンズ

# タイトルを"落合"と読み違えてアクセスしに来た中日ファンの方, ご愁傷さまです. ライオンズ一辺倒な内容です
プロ野球, 我らが西武は 26年ぶりの Bクラスが確定しました.
Bクラス, ってことは日本語に訳せば, "B級" です.
私見ですが, あの偉大な TV番組"8時ダヨ! 全員集合" は "特A級" の人気番組だったと思いますが, 同番組終了後の志村けん加藤茶さんの活動は, あいかわらず人気番組を擁してはいたものの, "B級" と言っていい渋イ面白さもまぶしていると思っています. "変なおじさん" とかさ, "だっふんだ!" とかさ, ヤバいよね!!
話が脱線しました. 私が 1984年に西武ライオンズファンになって以来, 初めての B級墜ちです. 西武の野球が9月中に終わっちゃったのが初めてなのです. これには西武の地元である東村山市出身の志村さんも悲しんでるはず(無理矢理繋げる). 芸能の世界と違って勝負は B級ではいけない.
去年の10月に私は, "大物退団の翌年の西武は必ず優勝する" という法則を指摘しました.
もし, 松坂大輔投手が移籍した今年も優勝したならば, この法則に常勝西武初期を(密かに)支えた打者の名前を与えて "ブコビッチの法則" と名付けようと思っていたのですが...残念*1. 春先から色々あったりして, チーム史上最悪の年になってしまったのは確かですね...用意していたシャンパン "ドン・トニー・フェルナンデス*2ペリニヨン*3" も開ける機会を失しました.
真面目な話, これまで優勝を逃した年でも, 翌年や将来に繋がる新戦力の香りを見せてきたものです. 松井稼頭央の抜ける頃には中島裕之, 赤田将吾, 佐藤友亮等が "アッこいつら凄くなりそうじゃん" と思わせてくれたし, かっとばせキヨハラくん清原和博の時にはもっと華やかで, レギュラー成り立てだった松井と西口文也, そしてまだ燻っていた豊田清, 石井貴, 高木大成がいた. 古くは阪神に敗れた広岡監督の最終年には現カントクの伊東勤秋山幸二, 工藤公康がレギュラーを掴み渡辺久信が片鱗を見せ, 秋のドラフトで清原が入団した(ついでにブコビッチも同年入団). そして案の定彼らは大物退団の翌年に大ブレイク*4した. 大物が居なくなるのは不安だけども一方で将来を期待させてくれる選手がいた. 期待を持ちながらわくわくできた. 今年は正直, 来年/将来ブレイクしそうな人が見当たりません*5. うむう*6...



そんな中で今日, 石井投手の引退試合が行われたみたいです.
"石井投手" っていうか, "イシイタカシ"*7.
私のイシイタカシの思い出は一杯あるけど特に 3つほど:

  • 1999年頃は先発投手としてヒジョーに安定して観ていられた. 調子の良し悪し・勝敗に関わらず毎試合 7イニング 2奪三振 2失点 だった印象があります
  • 文化放送が "投げる金剛力士像" とあだ名をつけるほど, 何かを凝視するのが似合う彼ですが, インタヴュ記事で集中力の研ぎ方を尋ねられ, "石ころでも何でも良いから, 1点をずっと視続けるんです. これをやるようになってから成績が安定しました" とおっしゃっていた. よく観察してみれば確かにマウンドでもベンチでもよく, じぃ〜っと1点を見続けている. ちょとだけ, 怖いんよね, 顔が;;;
  • なんつっても, 2004年の日本シリーズMVP!!! あれは剛球でした

貴方は確実に常勝時代後期を支えました. これからは球団スタッフとして第二期黄金期創生に尽力して欲しいです. 常勝西武の基盤を作り上げた張本人と噂される "球界の寝業師" こと故・根本陸夫さんばりにライオンズを立て直した時わたしは, "球界の運慶"(もしくは快慶) と呼ばせて頂きます.
ありがとう, イシイタカシ.
*8

*1:ちなみに志村さんのコントに, ブコビッチという名前はよく登場したと思う

*2:西武ファンならご存知, 2000年に1年間だけ活躍した, 元祖フェルナンデスさまです

*3:実際そんな製品は存在しません

*4:"ブレイク" とは, 1.年間通して1軍で試合に出続けた, 2. オールスターに出場した或いは数年後に出場することが容易に推測可能である の2点を満たす状態 とここでは定義しておく

*5:涌井秀章岸孝之など, 既にブレイク済と言っていい選手は除く

*6:ただし光明はあります. 現状のブコビッチの法則には盲点がありました. 詳しくは機を改めます

*7:西武で"石井"っていうと, 常勝時代からのファンはどうしても石井丈裕投手を想起してしまう, というのもある

*8:画像は http://www.webnews.gr.jp/sign/sign_index59.html の運営者さまのものです. 私は直筆色紙を持ってはいません